今日、自動車やスマートフォンなどの工業製品にメタリック・パール色が汎用されています。メタリック・パール色は、観察方向によって見え方が変化するいわゆるゴニオアパレントカラーで、工業製品に高い意匠性を与えることができます。そのため、日々新しい素材や塗装方法が開発されており、色彩表現が高度化しています。もともとゴニオアパレントカラーは、複雑な光学特性を持つため
調色や品質管理が難しく、熟練者の経験や勘に頼らざるを得ない部分があり、合理的なカラーマネージメントの確立が課題となっています。
CI-Navigatorは、主にメタリック・パール色のCCM(Computer Color Matching)を目的に開発されたシステムで、マルチアングル分光光度計とイメージングデバイスをコンピューターに連携させています。
マルチアングル計測による分光反射率とともにイメージデータも合せて計算することで、色だけではなく粒子感や光輝感といったいわゆる質感やテクスチャーまで配慮したCCMを行い、目的色と視感レベルで一致させます。
現在市販されているCCMシステムで、業界や学術分野において満足できるレベルでメタリック・パール色に対応可能なシステムは世界的にもCI-Navigatorの他に例を見ません。CI-Navigatorは、様々な業界・分野に導入されており、お客様のニーズにお応えすべくバージョンアップを重ねています。
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